【放談住宅 2021/08/16】
いてててて…寝落ちした。

中学受験で、
いっちばん、悲惨…ったって、
「下は、
 バリエーション、多いよ?」
まぁ、ありがちーな、例として、
公立校に行くしか、
なくなったんだけど。
「プライドが、捨てきれず」
公立校になじめず、
そのまま、登校拒否、そして、
「進学先の高校がなくなり」
長期引きこもり…というのが、ある。

『わからない、でも、ない』
ついこの間までいた、
中学受験の現場の常識と、
公立中学の常識は、
思いっきり違うと言えば、違うよね。
で…受験日ってだいたい決まってるので、
『中学受験した』は、実は、
小学校の子に、バレバレなんだ。
だから「落ちた」も、バレますよ?
あたしもバレたけど。

しかも、だよ。
小6の1月に、受験したとするでしょ?
2月は卒業式の練習でしょ?
3月の頭か中旬に、卒業式やって、
「5年生が作る、
 造花の桜のアーチを
 くぐってしまったら」
小学校が『おしまい!』なんだ。
まって!まって!まって!
あそびたりない!
もうちょっと、待ってぇ!と言っても、
卒業証書もらっちゃったら、
もう、アウト。
これ、受験後けっこう、
悲惨だなぁ!
確かに、やっと小学生と思ったら、
「あ!」っという間に、卒業したねぇ。

まぁ、そこらへん。
「本中のめぐりあわせ」だと
思うけどねぇ。
中学校の入学式が終わって、
教室で静かに座ってたら。
「はい。じゃ、委員を決めるので、
 氷室君とxxさんは、
 司会やってください」と、
先生がのたまう。
…はい?

「訳は、わかってないんだけど」
小学校で、「さんざ、やった」
委員決めの司会だからね。
女の子が、板書してくれるって
言うので(初対面だぞ?)
順当に、学級委員から
決めようと思ったら…
『やられたぁ!…って言うか、
 小学校でコレ、
 終わんなかったのかぁ!』
あたしと、板書の女の子は、
そのまーんま、学級委員に
「推薦で決まりました」

学級委員になると、
やることがいきなり、
増えるからね。
「孤高も、気取れないよ?」
だって、
クラスの「まとめ役」だもん。
まとめ役が、孤高になって
どうする。
そう、まとめ役だから、
こっちから、クラスに
なじんでいかないと、
いけないんですよ。
「何回、小学校で
 学級委員やったと
 思ってる!!」

『なし崩し的に』
なんだかんだ言って、
小梅小、少数派だけど。
なんか、みーんな、
何年も一緒のような
気がするねぇ、なんて
バカなこと言ってたら。
「生徒会書記に、
 なっちゃいました」
全校レベルだ、全校レベル。
中学校の、どこにいても、
「なんか、
 用事なんだろうなー…」で、
先生疑いません。

だから、学級委員を半年、
生徒会書記を1年やったら、
すーっかり、なじんだんですよ。
若干、なじみ過ぎまして。
放課後、職員室行って、
特定の先生を狙って…
まずは、しゃがみこむ。
「なんか、おやつ、なーいー?」
「またお前かよ…」
「中学生は、
 おなかが、すくんだよ」
「ったくぅー…ほれ」
「お!大福!らっきー」
「お茶も、飲む?」
「え?くれるの?」
「口付けてないから、いいよ」
「あ゛ー、役得、役得。
 …何やってんの?」
「小テスト作ってるんだよ。
 お前は教えてないから、
 見てもいいけどさぁ」
「毎回手作りなの?
 大変だねぇ。
 …毎年、おんなじ問題使う、
 先生いるよね。
 あえて名前は、出さないけど」
げふんっ!!
「あ!やば!聞こえた!
 話題変えよう。変えよう」
「お前…
 就職しても、やってける」
「そうなの?(もぐもぐ)」
「そういう、さっと気遣いするの、
 大切なんだよ。
 いやこれ、
 真面目な話だよ?」
「(ずるずる)
 そういうもの、なんだー」

そう。
「私立中学、落ちたヤツ」から、
「放課後、
 職員室で、くつろいでるヤツ」に、
あっさり、変わることが
できたので。
そこは、本当に、救われました。

でも、たまに
「冷めちゃう」んだよね。
『中学受験の3年間は、
 何のための、何だったんだ』…と。
(433号)