『ごめんなさい。
 ご近所のブログから、
 ヒント、いただきました』

身体は、男の子だけど。
夏服の時期に、
ブラを試して、詰めてみたりして、
「ブラを外し忘れて、
 中学校行ったら、どうなるか」
組んでみたかったんで、
組んでみました。

「さすがに。
 実体験では、ないです」
物語、ものがたりと、いうことで。
原稿用紙4枚。


「ねぇ、ねぇ。……背中、背中」
「ねむい……」
「見えちゃってる、よ?」
「見え……はあっ‼」
「くっくっく……飛び起きた」
「……トイレで、外してくる」
「手で持ってくるの? ブラ」
「じゃ、かばん持って……」
「あの日?」くっくっく……
「もう、いい! みんな、見たんでしょ!」
「あ。ひらきなおった」
「ゆうべ……なに、やってたの?」
「いやー……どうなの、かな? って、ちょっと詰めたりしてたら……そのまんま、寝ちゃった。そして、寝坊した」
「ねぇ、どうだった?」
「おっきい子が、肩がこるって、なんかわかる気がした。詰めたのは、にせもので軽いけど。ほんものは、当然中身が、つまってるんでしょ?」
「そりゃー、ね」
「それが、自分の身体から……そりゃ、大変だと思った」
「大人の階段、のぼったんだね……」
「うわ、恥ずい……なに、ホック外そうとしてるんだよ! ない、ない! かぶり、だから!」
「お子さまー」
「お子さまで、いいもん。にせものだから、いきなり、ふくらんだし。……ねぇ、最初、痛いんでしょ?」
「痛い……うん、痛い。動いても痛いよね」
「そうそう、そう。小学校の頃だよね」
「実はさぁ。子ども服のところで買ったから、二重のキャミとかも、見たんだけどさ。みんな、大変なんだ……って、思った」
「大変さも、体験したかったの?」
「はい! したかった、です!」
「お店で……通販じゃ、ないんだ」
「思い切って……電車に一時間乗って、買ってきた」
「そういう所は、思い切るんだよね」
「まぁ……買うこと自体、経験したかったって、あるけどね」
「おかあさんと一緒に、買ったの?」くっくっく……
「さすがに、ひとり。笑えばいいよ……」
「ほら。これ、着てるといいよ」
「あ。カーディガン。ほら、やさしい!」
「そのかわり。あとで、見せて」
「なんだ、その取り引き……もう、いいけど、さっ!」
「でも、さぁ……なんか、いやらしく、ないよね」
「あ。不自然に感じてなかった」
「やっぱり、中身が、さぁ……」
「やっぱ……そうなの、かな」

「あれで、騒ぎになってないの、すごいよね」
「アイツ……昔から、そういう所、あるよね」
「ゴム段、得意とか、ね」
「小学校に入った頃、一緒に遊んでたけど。男の子といる気が、しないんだよね」
「わかるー」
「大変、なんだろうけど。……才能なのかも、ね」
「お嫁に行くのかな、将来」
『不思議に、思わないよ、ね』
「いるんだ、ね。そういう子」
「身近すぎて、普段気づかないよ、ね」
「ね。……ほら、借りたカーディガン着て、もう、何もなかった、みたい」
「あれが自然なんだよ、ね……」
「ね……」