【放談住宅 2021/09/27】
ごめんね。
『黒い話題を、書くときは、
 黒くなるのを、許してください』
がっつり「お客様」減るの、
わかってるんだけど、さ。
さすがにあたしも、どうやら
「人間」でして。
吐き出すもの、吐き出さないと、
つらくて、しょうがないので。

まぁ、「中学受験の、トラウマ」です。
あんなの…なければ、よかったのに。

入り口から、間違えているといえば、
間違えているのよ。
年齢で、考えるよ?
小3スタート→8歳~9歳
小4スタート→9歳~10歳
えーっと。
一般的に中学受験の進学塾は、
「学年変わりの、少し前」から
始まるので。
いずれにせよ…
『10年、生きていない』

まず、ここから「おかしい」よね。
10年、生きてない…いや、
物心ついてから…7~8年?
そんな子どもに、さ。
「3年後を見据えろ」って、
できる訳がない。
むしろ、できたら恐ろしい。

そして、「3年以上、かかる」
ここも、おかしい。
高校受験対策、さぁ。
「中学校入った年に、
 始めた???」
大学受験対策、さぁ。
「高校入った年に、
 始めた???」
それも、みっちり、と。
中2・高2の「中だるみ」は
有名だよね。
しかし。「中学受験」の場合。
『小4からは、受験まで、
 全力疾走!!』
…たまに、本気で、
「死」を意識する、ことがある。
何回か、あった、ね。

あたしの場合は、
なんか、「だまし討ち」的に、
気づいたら、進学塾の教室にいて。
「月曜日から、土曜日まで、
 みっちり詰まってるの、
 そこで初めて、知った」
あ…遊べなくなった、と思った。
これ、さぁ。
事前に親から、話があって、
どうかと聞かれたら。
あたし、断ったよ。
「失うものが、大きすぎる」もん。
エレクトーンをやめる、も、
「専門コースは、やめたら、
 基本、二度と戻れない」
(実力差が開いてしまうので)
も、あるけど。
『自分の中で、続けてきたもの』って
強みに、なるでしょ?
そりゃー、やめたく、ないよ。
そして、こんな「詰め込みスケジュール」
やりたく、ないよね。
ぼーっと、雲の形を見て、
「あれは、なーにー?」とか、
言っていていい、年齢だから。
『そんな時間があったら、
 勉強しなさい』
…やだよ。
だから、「だまし討ち」は、
結構…傷ついたね。

『ここらへんに、既に、
 トラウマになる原因が、あると思う』
その後、「表面的な偏差値」は、
上がったと、しても。
子どもとしては…
「想像ができない、
 真っ暗闇の、中を。
 親と、塾の先生に、
 背中と尻を叩かれて、
 納得できないまま、勉強していた」
結構、いるだろうね。
想像ができない、真っ暗闇…
だから、「10年くらい」しか
生きていないって、子どもが。
「さすがに、そこまで、
 想像力を求めるのは、酷だよ」

そして、中学受験の塾「名物」
…マウント取り合いと、蹴落とし合い。
嫌だったなぁ、コレ。
いや…たとえば、ね?
大人になって、不動産営業とか、
某リクルートとかに、
「自ら飛び込んだ」なら、わかる。
『小学生の、子どもだよ?』
決定権はすべて「親にある」んだよ?
嫌だろうが、なんだろうが、
マウント取り合い、蹴落とし合いの場、
「塾」に、行かないといけない。
…「性格、曲がる」って言われるの、
よく、わかるよね。

もう、さ。
ここまで並べただけでも、
『つらすぎる』でしょ?
「まだ、まともに、
 『仰げば尊し』を
 歌ったことがない、年齢だよ?」
…学校の卒業式、迎えたことが、ない。

まぁ…あたしの場合、
勉強していた理由は、
『恐怖心』なんだよね。
うっかり、小4の時に、
「上から2番目の選抜クラス」に
入ってしまったが、ために。
「選抜クラスから、落ちたら、
 親に何されるか、わかんない」
…という『恐怖心』しか、なかった。
そして、小6になったら、
「私立中学に、落ちたら、
 親に何されるか、わかんない」に
すり替わった、だけ。
しかし。
「志望校とされた、私立中学、
 どういう学校だか、知らない」
校舎見たの『受験当日』だもん。
自分で見に行く…ったって、
「そんな時間、ないの」
小6だったら、
学校終わったら、すぐに「塾」
塾が終わるの、21時~22時。
そこから、大量の宿題やるから、
寝るのはだいたい、
「早くて」0時過ぎ。
土日は、だいたい、
6時間程度、塾に拘束されるから、
自由なんて、ないの。


まぁ、その後、無事に「落ちて」
公立中学、行ったんですが。
入学式が終わった後、
30分かからず、学級委員になって。
半年後、生徒会書記…って、
『そんな、すげールートが、
 あるのか!!』
自分でも、びっくり…いや、
「やることが、多すぎて、
 考えているヒマが、ない」
行事が終わった後、
職員室に報告に行ったときの、
あの…力が抜けた、感じね。
「運良く、おせんべいとか
 もらえると、すごく嬉しい」
中3の後期に、「反旗を翻すまで」
なんらか、「委員」になって、
ついでに「委員長」に、なってた。

『では?なんで、
 中学受験をする必要が、あったのか』

母親いわく。
「実際に、受験するかどうかは、
 小6の後半に考えれば、
 いいと、思った」
…本気で、それ、やめてください。

「中学受験の進学塾」に、いる以上。
『99.99%』実際に中学受験を、
することに、なります。
もしも、一校も受験しなかったら。
「なぜ、受けない!!
 なぜ、受けない!!」って、
塾がすんげー、うるさいと思う。
そして「根負け」して、
どこか一校、記念受験かも、ね。
あー、記念受験じゃ、許されないわ。
「合格実績の可能性」が、必要だから。
だから、結局は、
「本気にならざるを、得ない」
んですよ。中学受験の塾は。

そして。
今でも、苦しんでいること。
『二度と、小学生には、戻れない』
妙に、小学生っぽい物が、
身の回りに多いのも、
そういう理由が、あると思う。
そして。
「公園の遊具で遊ぶ」
ぎりぎり、大人でも、許されるけど。
(白い目は、覚悟の上で)
「子どもに、声をかけたら、
 『事案』だから、ね」
だから、「できて」一人遊びだけ。
「ボランティアで、
 子どもの遊び指導、やれば?」
だから、それ、ムリなんだって。
遊びたいのは、「当の、自分」だから。

しかし。
「大人の自分」が、いるから、さぁ。
小学生の頃みたいに、
思いっきり遊ぶ、は…できないん、だよね。
「大人の視点」で、冷めてしまった瞬間は、
けっこう、怖い。
「自分で、自分に、
 急ブレーキをかける、感覚」
急ブレーキは、いらないって、
わかっていても。
「大人の常識」は、やっぱり、
ぱっと、出てきてしまう、ものです。

そして…納得は、できないけど。
「あたしが、苦しんでいることを、
 親は、理解していない」
多分、母親は、死んでも理解しない。
確か、小学5年の頃、だったろうか。
『親の心、子知らず。ではなく。
 子の心、親知らず。
 もしくは。
 子の心、親知らんぷり』
だなぁ…と、思ってました。
そして今でも、変わってません。

葛飾野高校へ進学したことは、
一切、後悔してない。
「自分で、決めたから」
大学へ行かず、
日本電子専門学校へ進学したことも、
一切、後悔してない。
「自分で、決めたから」

しかし、「中学受験」は。
小学4年になる前に、
良くわからないまま、
選抜テストを、受けさせられて。
気づいたら、進学塾の教室にいた。
そして…生活が、一変した。
「小1~小3」と「小4~小6」では、
同じ、3年間だけど。
あたしは、明らかに、
「小4~小6」の記憶の方が、薄いです。
なぜなら。
「塾!塾!塾!!」
「勉強!勉強!勉強!!」で、
それ以外の記憶、ほとんど、ないので。

『たった、3年間』
しかし、それは、
二度と取り返せない、
「小学生としての、3年間」なんです。
あたしに「決定権」なんて、
ないんです。小学生なので。

『どうしようも、ない』
この言葉って、
結構つらいもの、なんですね。
(451号)