【放談住宅 2021/10/04】
いや!いいもの、なんで、
とりあえずこの動画、見てください。

「あの頃の、エレクトーンの先生の、
 本気の演奏」…を、超えてると思う。
グレードで行くと、5級より確実に、先?
(5級は指導者グレード、たしか)

じゃ、まぁ、つたないながらも、
「D-700を弾いていた者」として、
軽く、解説を。
音色セッティングとしては、
上鍵盤は、レバー音色で。
ただ、一番右・その隣の
コンビネーションをうまく使ってる。
あのレバーは、「効く」よね。
で…スペシャルプリセッツが入ってて、
アッパー/ロワーが、ロワーだから…
下鍵盤は、スペシャルプリセッツと言う、
「オルガンでは、ない音」が
D-700には、あるんで、
そこをうまく、使っているようです。

スタートから、見事ですね。
最初に押すところは、
リズムのスタートなんだけど、
「シンクロスタート」側を
使っている。
押した段階では、リズムは鳴らない。
下鍵盤・足鍵盤で音を出した瞬間から、
リズムが始まる。
で…足鍵盤「ちっちゃい」でしょ?
あれを本気で踏むのは、案外大変。

さて。イントロが終わって、
メインへ移るときに、
「リズムが一回、止まってます」
フルマニュアルだからね。
これ…手動操作で、止めてます。
どこで…「右足の、つま先で」
隠れちゃってるけど、
右足のペダルの左先端に、
レバーがついてます。
いくつか機能をつけられるんだけど、
この演奏では、リズムの
スタート・ストップに使ってる。

そして、またリズムが止まり、
「魅せどころ」の、ところ。
左手で一瞬、レバー上げてる。
そこが、コンビネーション。
上げて、コンビネーションを
「切ったから」
一気に上鍵盤の音が、
オルガンっぽく、なってる。
そして…また一瞬で、
コンビネーションを入れて、
上鍵盤の音色、戻してる。
そして…つま先で、リズムスタート。

最後…やられた。
リズムを「ワルツ」に切り替えてる。
そこ、見事。

いやー、すごい、すごい。

そうなんだよね。
「休符」とか「小節線」とかで、
一瞬で操作しないといけない。
だから、
「レバーと、四角いスイッチ」
なんだろうと、思う。
現代のエレクトーンでは、
レジスト組んじゃうんで、
演奏中にばこばこ、操作するって
奏法では、ないからね。

小学生の頃、
家でエレクトーンの練習、していて、
「なーんか、
 違う曲、弾きたい」
あの頃、すごい耳コピの、力があった。
ただ、コードがⅠ-Ⅳ-Ⅴ7の
3コードしか、わかんないんで、
「うまく弾けないものは、
 うまく、弾けない」
そんな感じだったなー。
リズムも、がんがんに、鳴らして。
どっちの手が空きそう?
右?左?
…くそ。考えてるうちに、
曲が先に、進んじゃった。
じゃ、フィルイン入れてやれ。
緑のボタン「ばしぃん!」
おー、決まった、決まった。

あたしが3コードから「外」に
出られたの、「高校」なんで、ねー。
あの頃は純粋に、ピアノが楽しかった。
まぁ、音楽の授業の「合奏」で、
エレクトーンも弾いたけど…
「オートベースコード、使っちゃった」
足を戻すの、キツくて。

で、「レッスン」では、基本的に、
「8のついたレバーを、下げる」
8は、押さえた鍵盤と同じ音程なので、
確かに、耳も育てている年齢では、
「意味がある、音色づくり」
だと、今になっては、思います。
レッスン終わりで、
レバー戻したっけ?わすれた。
なので、家での練習でも、
最初は8・8・8…と、レバー下げる。
「飽きてきたら」
違うレバー、入れちゃうんだけどね。
「半音下の黒鍵を、ぶつける」
みたいな奏法は、実は、
試行錯誤のうちに、
「見つけてしまう」
お!なんか、かっこいい!!
みたいに、ね。

しかし。
良く、D-700を、
「弾ける」状態で、
置いて、おけるなぁ。
重たいんだよ、あの楽器。
実家では、畳の上に
置いてしまったので。
だんだん、前が下がってきて、
足鍵盤が、
「踏み込めなく」なってしまった。
なので、足鍵盤、鳴らないです。
気合いで左右の前側に、
何か噛ませれば、上がるかなぁ?
「ひとりでできる、気がしない」
びくともしない、あの楽器。

そして。
ここまでしっかり、
「弾き込まれている」
D-700は、しあわせだと、思うよ。
1980年、発売開始だもん。
現代のステージアのような、
華々しさは、ないかも、だけど。
「演奏者と、一体になれる、楽器」
それが、レバー音色の、
マニュアル世代のエレクトーンだと、
あたしは、思います。

さて。冒頭の動画、
こんどは、全画面で。
じーっくり、
一つ一つの操作を見ながら、
お楽しみいただくのも、よろしいのでは。

昔のエレクトーンは、こう、でした。
(453号)