サポートセンターで、
実際に電話に出るようになることを
「着台」と言ったりします。

開発崩れとかで、それなりに
パソコンのことがわかっている
オペレータが
(わかりやすく「オペレータ」表記します)
ぶちあたる壁。
着台から超えるのに1年くらいかかる。

「初心者が、何がわからないのか
 さっぱりわからない」

…エラーメッセージなんか、
とっとと消してから電話かけて来ますから。
エラーコードなんか伝える気ないですから。
「あんたプロなんだから
 それくらいわかるでしょ!」って
何度も言われますから。
そーいう案件に限って
「再現しない」
…ので、引きずります。何日も。
「再現しないので原因つかめない」と
進捗連絡すると、怒られますから。

これ、あたしみたいに、
「怒られてるのはセンターなんだから、
 あたしは関係なーい」って割り切れないと、
メンタルにクリーンヒットします。
…着台後去っていったメンバーは
何人いたろうな…

で。「ふつうの」サポートセンターなら、
「それなりにわかる人」からのコールも
それなりにありますから、ある意味で
「薄まります」 精神的にね。
「…ものわかりのいい人でよかったー」

ところが。JEMTCで買うという選択肢をとる、
ということは…
「量販店の新品なんてもったいない」とか、
下手すると
「新品の値段なんて知らない」なーんてこと
簡単に考えられます。

それが、「ある程度のレベル感がある
ユーザ」ならいいんですよ。
わかってくれるので。
「ずぶずぶの初心者」だと、
「…なにがわからないのか
 さっぱりわからない…」という
壁にぶちあたります。
ある意味「謎解き」です。

着台後、1年くらいしてくると、
「つまずきやすいところ」が
わかってくるので、
ある程度「型にはめた対応」が
できるようになるのですが…ね。

あたしは、「BtoBしかやらない」
ポリシーでしたので、BtoBしか
経験ないです。
「それでも」予想できるんですよ。
右クリックをお願いしても、
左クリックしちゃってオブジェクト消える、
それを何度も何度もくりかえす。
…段々ユーザがヒートアップしてくる。
「あんたの教え方が悪いのよ!」
…マウスの右ボタンを
押してくれるだけでいいのに…です。

「そんなことないでしょー」と
ここを読める方は思うと予想するですよ。
実際電話取ってみると、あるんですから。
…なにがいいたいの?っていうコール。

上級者が仕様を聞いてくるとかは
「あたり」です。
「上限ってあるの?」
「一応ありますが、十万超えますので、
 普通に使う分には無制限って
 考えていただいて大丈夫です」
「おーわかった。ありがとう」
これで終わりますから。
初心者コールの謎解きは…
まず「…なにをしたの…?」から
当たりをつけていかないと
いけないですから。

たとえ話をすると、
自転車乗れる人。
自転車乗れる人には、
「自転車乗れなくて
 すぐコケる人」がどう動いているか、
正直予想つかないと思います。
…予想つかないことしてたりします。
「前輪ブレーキしか知らなくて
 ジャックナイフ起こしてた」
これを電話、見えない状態で
「謎解き」する、って言ったら
初心者コールの大変さ、
伝わるでしょうか。

で、電話受ける側は、当然
自転車はプロ級、なので
「なんで自転車乗れないの…?」
という壁にぶちあたると。
それなりに「数」をこなして、
自転車がコケる理由がわかってくる、
だいたい1年くらいかかります。
…それまでに去っていく人多いです。

で、JEMTCです。
「ほぼ」初心者なんじゃないでしょうか、
電話かけてくる人。
しかも、世代的に
「教えてもらって当然だ」という
考えの方、多いと思います。
会社定年退職、とかね。
…ツラいだろうなー、と
某社のIP電話とヘッドセットが
戦友だったあたしは思うのです。

…なので。
いわゆる中古の平均価格に
「ある程度載っている」値段は、
正直、仕方ないんじゃないでしょうか。
…あのマシンの状態を見ても買うんですから。
そのくらい「わからない」んですから。
そういう客層を毎日相手に…ですから、
単価、それなりに乗せないと逃げられます。
…乗せても逃げられると思いますが。経験上。

あたしみたいに、「数年以上」
着台していたって、ある意味では
「ラッキー」な客先にいたってことです。
耐えられるんですから。
…耐えられないところ、あります。

…というおはなしで、
言いたいことは大体伝わるんじゃないかと。