大型コンピュータの
開発用端末って、
VTAMっていう仕組みで
管理されてるんだけど、
「たまーに、
 ヘソ曲げる」
…端末固まったりする。
コンソールって言う
「大型コンピュータ全体を
 管理・制御する端末」で
固まった端末を
非活性化>活性化してあげると
直るんだけど。

ただねぇ…そこでは、
先に現場に入っていた
メンバーの端末と、
「LU名が
 『間違えて!』って位に
 そっくりさん」だったの。

たん!
…たん!たん!
ばん!!!
くっそう…固まった。
マシン室行ってくるか。

えーっと。
ぽちぽち…こうだっけ?
『実行』っと。
ん?
あ゛………

「うわぁ!!」
マシン室と開発室の間は
しっかりと分けられているんだけど
(マシン室の非常時では…
 水を使わず
 『酸素を追い出して
  消火するために』
 当然、その装置が働くと
 『中にいる人が死んじゃうので』
 すっげ―怖いアラームと
 音声が鳴り響く)
壁とガラスを飛び越えて、
「あの」メンバーの
叫び声、聞こえた。
そして、マシン室に飛び込んできた。
「きさまぁ!!!!!」

「わざとじゃない!
 わざとじゃない!」
「わざとで、できるかぁ!」
「あたしだって、固まって
 セーブできなかったんだから」
「お前が間違えなければ、
 俺は何もなかっただろ!」
「だから!
 わざとじゃない!
 わざとじゃない!」
運用さんの偉い人が
「ケンカなら、
 他でやってください」

「俺の端末、
 活性化したよな!」
「した!した!した!」
マシン室から出ていく
開発者二人。

あれはー。
確か一回。
…いや二回?
…片手くらい?やらかしたっけ。


あたしが「間違える」なら、
当然相手も「間違える」訳でして…
「ふわぁっ????」

「うん、事故。事故」
「ドウシテ、
 クレヨウカ…」
「ほら!直ったから!」
「ヤットミツケタ
 バグ、ダッタノニ…」

運用さんの偉い人
「何度も言いますけど、
 ケンカなら、
 他でやってください」


…「名物」と言われたっけ。