Linux的な観点からすれば。
「今でも、32bitOS、
 正式サポートしてるの?」
という感じではあります。
実際に、32bitを切っちゃった
Linuxディストリビューションは、
かなりの数になります。

では、なぜ今でもMicrosoftは、
32bitのWindows10を提供して、
サポートを続けているのか。
「企業などで独自に作られた、
 32bitでないと動かないシステムが、
 大量に、星の数ほどあるから」
ほとんどのWindows 32bitプログラムは、
Windows10 64bitで動きます。
(WoW64という仕組みが入ってる)
けど、WoW64でも動かなければ、
お金と人と時間をかけて、
システムを作り直すか、
32bitのWindows10を残すしかないです。
お金が絡むシステムを、
WoW64で動かしたら、「ちょっと合わない」
これは、大問題です。
企業で使われるOSが
Windowsほぼ一色という、
Windowsに課せられた
「特殊事情」があるから、という
一面があります。

Macの、OS 9からOS Xへの移行のように、
「ぱん!」って、全部古いものを
切ることができたら、
良かったかも知れないけど。
(OS 9用のプログラムは、
 OS Xでは、まったく動かない)
「独自に作られたシステムは、
 ぜんぶ、作り直し」という、
相当に恐ろしいことに、なってしまいます。
エンジニア足らない!
桁違いで、足らない!!
そして、
「莫大なお金が、かかっちゃう!!」
まぁ、MacのOS 9からOS Xへの移行の時は、
「OS X上でOS 9を動かす」とか、
「再起動して、OS 9で起動し直す」という、
力技的な手段も駆使されましたが。

完璧ではないとしても、
「互換性を持たせなければならない」
Windowsに課せられた使命でもあります。

Microsoftとしても、
「頭痛い」ことだと、思います。