中学三年生の時。
「授業中、ひまつぶしに、
 折り鶴を折った」
なんか…いいよね。
ちょっと、吊るそうか。

縫い針と糸を出してきて、
とりあえず、出来た鶴を
教室のうしろに吊るし始めた。

何人か、乗った友だちがいて、
授業が終わると、鶴を吊るす。
だんだん…立派になってきた。

「これ…意味あるの?」
「ない。ただ吊るしてるだけ」
「どーすんの?」
「さぁ?卒業式には捨てるかも」

もともと、思いつき。
何の意味もないから、
卒業式、みんなで見送って、
がさっ、と、ゴミ箱へ。

目的もなければ、意味もない。
ただの「折り鶴の集まり」
ひたすら、「ただ、なんとなく」

あの、「意味のなさ」
ふと、思い出すことが、あります。