【放談住宅 2020/06/08】
本気でネタ切れ。「ぷすん」とも言わない。
じゃーいっそのこと、
何とか語れる範囲で、あの頃のなかよしを、
懐かしんで、みるー?

あたしが世界に入ったのは、
「きんぎょ注意報!」からなんで、
そのへんから、なんとなく。

きん注は、ったら、乱暴に言えば、
「わぴこがきゃぴきゃぴ、してりゃー」
なんとかなるっちゃー、なんとかなる。
ただ、「掘り下げると」色々ある作品で。
そもそも、さ。
「どの絵が、正式扱いになるんだ…?」
猫部ねこの絵が、前期と後期で、
思いっきり!別人かのように、
変わっちゃってるのよ。
並べたら違和感あるくらいに。
そこに「整った」アニメ側の絵がありー。
くぅ…講談社が出してくるとしたら、
連載初期の猫部ねこの絵、だろうなー。

今思えば、きん注は「中継ぎ役」でもある。
何かが、練って、練って、創り上げられて…
それが「美少女戦士セーラームーン」
後から、うしろがわの話を知ると。
武内直子、良くこれ、まとめ上げたなぁ…と
感心してしまう。ぱちぱち。
もうね、この勢いね、
現代には相当するコンテンツって、ない。
女の子なら「誰もが見てる」
なんだかんだ言って、男子も見てる。
(ただー。この頃はまだ男子が見るには、
 なんらかの「いいわけ」も必要…な気が)
そこに、「こそ」みたいな感じで、
高校生以上の男性ファンが、かなり大量に。

ただなぁ…あたしは見てたけど、
そこまで本気で、でもないんだよなー。
…煮詰まってきた感、あったので。
ちびうさが出てきたあたりで、
もう何かこう、いろいろとー。
ウラヌス・ネプチューンはー。
もうごめん、頭が追い付かないわ。
(もうすぐ完結するから、がんばれ!)

ただ。少女漫画の世界としては、
ものすごーい大きな出来事、でもある。
少女誌の中で、一位は「りぼん」
そりゃー常識。あたりまえ。
「星の瞳のシルエット」のキャッチコピー、
『250万乙女のバイブル』だぞ。
そこを何と。「なかよしが、抜いた」
セーラームーンに続いて、
魔法騎士レイアース、そして
カードキャプターさくら、と
つよーいコンテンツが続けざまに。

まぁただ。「なんで!」という感じに
一回流れてしまいー。
…今じゃ「ちゃお」がトップなんでしょ?
そもそも、今となっては少女誌って、
誰が読むー。悲しいぞ、これは。

時計を90年代まで戻して。
まだ、本屋さんもいっぱいあったし、ね。
いろいろ、コミックス買おうと思えば、
結構簡単に手に入った時代。
(マイナーに手を出すと、苦労するけど)
…刺すような視線は、まだ、しょうがない。
あたしはー。目立ったコンテンツより、
あゆみゆいの方が、好きだったなー。
「絵に描いたような少女漫画」
…絵だけどさ。
後半、原作付きだったのがちと残念。
ナージャ!で出てきて「ちょー、びっくり」
若干、絵柄に好みが出ちゃうけど、
ストーリーがぐっ、と来る、八木ちあき。
「ポケット・パーク」の最後あたり、
あれ、泣けた。純粋な心で泣けた。
絵もストーリーも一枚上手を行き、
「これが、正統派ぁ!」と言う感じの、
野村あきこ。
…この三人、一冊に揃ってたんだぞ?
何か、奇跡みたいな話だな。
読み切り勢には、
新井葉月とか。たておか夏希とか。
そして、早稲田ちえを忘れてはいかん。
あの剥き出し、粗削りという感じの中の、
駆け抜ける、走り抜けるという疾走感!
そりゃー!毎月三日を待ち望むって!

ただ。
あまりに「粒ぞろい過ぎて」
世代交代に失敗した感がありー。
そして東京ミュウミュウが、
「あからさま、過ぎー」なので、
ごめん。あたしはLaLaに移った。

なんだかんだー。10年くらい、か。
あたしが、「なかよし」読んでたの。
あの10年はー。何と、言えばいいのか。
奇跡の塊というか。すごかった。
今思えば。
「あの時間に、
 ぜんぶ揃ってしまったがためにー」
という気も、しなくは、ない。

ただ。
「一気に作家陣が揃ったからこそ」
出たものも、あるんだろうなー。
倫敦館夜想曲の最後の幕引きなんて、
見事としか、言いようがない。
そして、
漫画家としての野村あきこ自身が、
「美しく、幕を引いた」
…しばらく、気付かなかったけどね。

武内直子とかCLAMPの方に、
目が行っちゃうとは思うけど。
あの時期のなかよし…
出会えて良かった、まちがいなく。
(97号)