【放談住宅 2020/06/18】
疲れたよぉ…
事情があって、端末かついで、
あっちのビル、こっちのビルって
しばらく移動することに
なっちゃったの。
ほげぇ…(煙)

なので、また、
箸にも棒にも掛からない系の
むかしばなしを。

新卒の会社で。
「ものすごーく、大変なおしごと」
ありました。
ありました、というか、
「気付いたら、最前線で、
 その仕事させられてた」
…若かったから、無理がきいたのよ。

で、会社としても、
潤ったし。
大変だったよね。がんばったよね。
なので、
「社長表彰します!」

あのー。そのお話。
すごーく、嬉しいですが。
今ってさぁ。
「社員旅行に、
 行こうとしている朝」
社内はごちゃごちゃしてるし、
バスも来てるっつーの!!

そしたら、仙人部長が、
某銀行の窓口封筒持って。
「あのさー、氷室くん。
 社長表彰で、金一封だから!」
窓口封筒から、一万円札一枚出して、
「はい」だって。

…あのさ。
「金一封」というものは。
入れ物に入れて、「封をするから」
金一封なんじゃ、ないでしょうか!
剥き身の丸出しってー。
なんか子芝居でいいから、
体裁なんとかしてよ、体裁!!
体裁って大切なのよ!!
…ありがたく、頂きますが。
…お金はお金。臨時収入!!

忘れた頃の給与明細で、
しっかり税金取られる。
しょうがない!遵法精神!

その翌年。
まーだ、大変なのは続いてる。
さすがのあたしも、
いろいろガタが来はじめていて、
休みが結構多かった。
「今年も、社長表彰なんだけど」
「なんだ…けど?」
「休みが多かった分、
 精算になっちゃったから」
「はぁ…」
「はい」今度は封筒に封がしてある。
ちゃんと「金一封」なんだけど…
受け取った時に「じゃら」
…じゃら?

細かい金額は忘れたけど。
「一円玉まで入ってました」
ごめん、どういう精算したのよ!!
「じゃら」は、むしろ抜いたほうが、
ありがたみが、出ると思うんですが!!
…ありがたく、頂きますが。
…お金はお金。臨時収入!!

「良くわからん」社長表彰でした。
『封をしてない金一封』
『良くわからない小銭付き』
ごめん。
今考えても、「さっぱり、わかんないわ」
(107号)