「小学校の受験と、
 中学校の受験」

この二つの受験は、
他の受験と、
決定的に違うところが、あります。

高校浪人、
難しいけど、「できますよね」
大学浪人、
毎年いっぱい、いますよね。
いないと、予備校困っちゃう。

しかし。
小学校の受験と、
中学校の受験は、
その年に合格しないと、
ダメ、なんです。
「どうしても、この中学校に行きたいから、
 来年、チャンスが欲しい!!」が
許されないんです。

なぜなら。
『義務教育だから』
浪人することが、できません。
泣いてもわめいても、
公立校に進むことになります。

いたっけね。
「中学浪人したい」って子が。
あたしが知る限り、何人も。
でも。逆立ちしようが、何しようが、
公立校に行くしか、ありません。
選択肢?いつの間にか、なくなったね。
ふしぎだねー。
大人のあたしが、不思議に思うのに、
幼い子どもたちは、どうするんだろうね。

「たった1年のチャンス」のために、
幼い子を、すり潰して、すり潰して。
お金も、ものすごい金額を、使って。

目白にあるんだよね。
小学受験、「お受験」のための、
ブティックが。
頭からつま先まで、揃うんだけど。
…すっげー高いんだよね。

なんだよ、「お受験」って。
日本語が、崩壊してるよ。
そして、慶應幼稚舎に行かせたら。
「慶應大学に行くしか、ないもんね」
あれ?子どもの未来、狭めてない…?

だから、基本的に受験は、
「義務教育後の進学」に
なるんじゃ、ないの?
ちゃんと、自分で志望校を決めて、さ。

小学校入る前の子どもとか、
小学生に、だよ。
「将来を見通して、志望校を決めろ」って
どんな、無理難題だよ。
わかる訳がないよ。
だ・か・ら、義務教育なんでしょーが。

運よく、合格すりゃーいいよ?
でも、かなりの数の子が、
「落ちる」んだよ?
受験者の絶対数が、少ないんでね。
毎年風向きが、変わっちゃうんだよね。

この、
「受験者の絶対数が少ない」が
ミソでして。
…大きな問題には、ならないんだよね。

『だからこそ、だよ』
義務教育なんだから、
特段の理由がない限りは、
公立校に行くことにしないと、ダメだよ。
特段の理由…「皇族とか、ね」

でもやっぱり。
大きな問題には、ならないから。
…毎年不幸な子が、必ず出ることになる。
弊害が、「大人になってから出る人だって」
確実に、毎年、いるんだから。

ま。
当面は、「老人票」しか、
取りに行かないだろうからー。
「お受験」と「中学受験」は、
野放しのまんま、だろうね。
自治体が、「中高一貫校」を
作る時代だしねー。

…不幸になるのは、
幼い子どもたちなのに、ね。
理不尽な話だ。まったく。