【放談住宅 2020/07/27】
まぁ…中学ね。
正直「ダメだろうなー」とは
思ってたんだ。
ま、親に「脅かされていた」のも
あるけど、さ。

入学式が終わったばっかり。
突然指名されて、委員決めの時。
板書の子がチョークの粉を
スカートから払う姿に、
「いいなぁ…」って
つい、言ってしまったとき。
『終わったぁぁぁぁ!』と、思った。
あー、噂になるんだろうなー、
くー…みたいな。

「なにごとも、なかった」
もしかしたら、同じ小学校から
来た女子が。
「アイツ、あんなだよ?」と、
そっと助けてくれたのかも、と
今では思うけど。

そればっか、という気もするけど。
「自然さ」…これねぇ、
どこか引っかかったら、
引っかかったようになっちゃうし。
「何も考えてないから」
できたのかな、という気もする。

キツいと言えば、キツいじゃん?
女子の目線まで、上がっていくのって。
上がったうえに、
「むしろ、勝ってやるぅ!」
女子の方からしたら、
「なんか、ヘンなのがいる」
「つっついてみると、おもしろいよー!」
そんなノリだったのかも、ね。
ま、あたし自身も、
「上がったら…キラキラしてるかも!」
そんな感じで、わくわくしながら
上がっていったような気も、する。

そんな感じで、
つっつかれたり、遊ばれたり
しているうちに。
やっぱり、振る舞いは「自然」に
なっていくんじゃん?
きちんと、もまれているから。

「きちんと、もまれること」
これが、なかなか、
ないことだし、難しいこと、
なんだろうなー。
「きっかけ」とか、
「入り口」とか、ね。

あたしは、結構小さなころから、
「なんか、くやしい」という
気がすることがあり、
「ぜってー、そこまで、
 行ってやる!」みたいな感じが
あったなー。

この、
「なんか、くやしい」のあと、
二方向ある気がする。
「けど、できない」か、
「何言われようが、やってやる!」
この二つ。
「けど、できない」が、
いわゆる世の中的な「内向きの子」?
「何言われようが、やってやる!」
女の子側からしたら、
「あ、本当に来た」
みたいに見えたんじゃ、なかろうか。
勝手な、想像だけど。
「来たからには、勝つ!」
「…何に…?」
「わかんない!」
ずるっ
…言葉にすると、こんなだったのかも。
今、思えば。

これが、今になって、
「おはなし」書くときに。
「いいんか?いいんか?
 こう動くか?こう言うか?
 男の妄想になってないか?」という
疑問と言うか、作品との距離と言うか。
そういうところに、
つながったのかなーと、思ったりします。

ま。全力で上がったあと…
「突き落とされる」ということも、
ありうると、思うので。
ほんと、恵まれたなって
今では、思います。

「ありがとう、ね」
(146号)