疲れたよぅ…
今夜は事情により、徹夜。
昔話でもして、
休憩させて。

「帳票の見本、来たからー」
…違和感。
シート重ねて…え?
え…え???
『入んないん、だけど???』
やば。インパクトで打つから、
モード指定かかんないし…
版を作ってる余裕も、ないし…
「だから、こっちで作るって
 言ったんだよ…」
向こうが、感覚で作るから、
こういうことになるんだよー
…プリンタまで行けば、何か。

ラッキー☆空いてる。
「借りるよー!!」
何かあったはず…何か。
ぴ。ぴ。
これじゃなくて…
ぴ。ぴ。
「可変ピッチ!」これだ!!
詰めれば…たぶん、行く。

印字データ…印字データ…
ベタなら、なんでもいいよ。
ピッチが変わることが、
わかればいいから。
とりあえず…これ、流そう。
…いった。

「そいつ、さわんないでー!」
ピッチ変えて…狭いほう。
用紙巻いて…コンソール行って。
かたかた…だん!
「お願い、行って!!」
スタート!

行ってんじゃん?いいんじゃん?
京都の住所が、ヤバそう。
でも。
「元の状態からしたら、
 はるかに、まとも」
ばしっ!
いち、に、さん…はいった!!
…ピッチ戻さないと、怒られる。
「ありがとー!」

「氷室さん、すいません」
「はいな。なーに?」
「この臨時の指示書なんですけど」
「あー。手間かける。ごめん」
「ピッチ変えるって、あるんですが」
「そうそう。左下押して…狭いほう」
「そうじゃなくて、ですね。
 その手順と、
 戻す手順、書いてください」
「…めんどくさ」

「直した。お願い」
「たぶん…本番では、実績ないですよ?」
「しょーがないよ。ダメなら、ダメ。
 帳票設計したあそこ、詰めるから
 (ごごごごご…)」
「氷室さん、どう…どう…」
「いつ、突っ込める?」
「うー。キツいんですけどー、
 明後日、午後からー」
「理論上、3日」
「だと…来週の頭だったら…
 予備日、要りますよね?」
「当然。やったこと、ないし」
「調整して、空けます。来週頭、で」
「手間かける。ほんと、ごめん」

「ごめん、通りがかり!」
「なんだい」
「カット紙プリンタ、壊れた」
「うちじゃねー!あたしじゃ、ねー!」
「とりあえず、見て。お願い!」
「うー。しゃーない」

「これ。動かない。わかんない」
「このコードはねー。確か…
 前面開けて…ここで、ずらして、
 ユニット引き出して…びんご!
 古いからね。ここが、動いちゃうの。
 戻して…スタート。…出た!!」
「助かった!!」
「マニュアルを熟読するよーに!
 …いや、こいつと、
 連続のテストの古いほう。
 保守会社からも、メーカーからも、
 古すぎるから、代えて!って、
 何度も言われてるのよ、実は。
 場合によっては、直せないんだって」
「それを直せる、氷室さん!!」
「すげーだろ!!」
「次も、お願いね!」
「じぶんで、やれ」

さて…なんだっけ。
修正3本…今週中か。
検証の打ち出しあり…くぅ。

「なんか。
 SEなのか、プログラマなのか、
 オペレータなのか、CEなのか、
 自分でも、わかんなくなって、きた…」
給料は、変わらず。

『納得、いかねぇ』


…自慢じゃないけど。
ここまで、何でもできる人って、
「今まで、あたし以外、
 見たこと、ないです」
どこ行っても、重宝されるけど。
「器用貧乏って、これだよね…」