【放談住宅 2020/08/29】
小中学校で、
「選ばれし、証」
(そんなご大層なもんかぁ?)
(一応…台本には、こう)

初めて手にすると
「軽く、嬉しい」
小学校含め、何度目だ?になると
「…なんだかなー」

と、いうのが、各委員がつける
「委員バッジ」

学校によるけど、
実は「既製品」が、あるので、
学校がなんとかしようと思えば、
案外、なんとか、なるものです。
それに、「バッジ制作」の会社は
全国にあるので、
やっぱり、なんとか、なるもの。

まー大体、一番安上がりな、
「裏ネジ」です。
丈夫だしね。

小学校での定位置は、
「名札の下側につける」
中の織布を…ずらしたっけ?
いきなり「ざく」だっけ?忘れた。
まぁ、穴開けてつければ、いいの!
任期終わって、穴が残った?
名札を指定店で買って。安いから。

中学校だと、軽く困る。
まず学生服。
校章とクラス章の穴は、
さすがに、襟に開いてます。
左右さえ間違えなければ、
困ることは、ありません。
「で?もう一個…?」
はい。どこのご家庭にもある
目打ちでもって、
襟の「ここ!」と思ったところを、
思い切って、「ざく」と、開ける。
で、布が切れて行ってしまうので、
あんまり、はさみとか、
余計なことはせずに、
バッジを「ぐにぐに」と、押し込む。
ネジが止まれば、「大正解!」

では、夏服。
台布に、穴が…
「やっぱり、二つしかない」
バランスを考えつつ、
穴開けてください。
上から、校章・委員バッジ・クラス章
…確か。あれ?委員バッジ下だっけ?
いや、一応アレは「重いもの」なので、
上に上げるはず…だよなぁ。
校章から「ずれて行くので」
穴はふたつ、開けるハメになります。

で、こんどはセーラー服。
「男子より、らくちーん☆」
と言うのは、ウチの中学の校章、
男子はいぶし銀仕上げの
「裏ネジ」
女子は七宝仕上げの
「ピン」なので、
動かしゃ動くんだ、アレ。
結局は台布に穴は開けるけど、
男子ほど大変ではない…らしいです。
(あんた、女子の校章持ってたよね?)
(一応、内緒と言うことになってるの!)

で、台布こそ安いので、
学生服で「穴が残った…」みたいに、
みっともないことには、なりません。

で、扱いはクラス単位なので、
先生によって、
思いっきり温度差、あり。
うやうやしく、
先生から渡すこともあれば、
「渡すの忘れてた。はい」って
軽く扱う先生も、アリ。
で、任期満了時に、返却します。

小学校では、
運用に関わってなかったので、
良くは知らんが。
中学校では…

「氷室…に聞くことかどうか、
 わかんないんだけど、さ」
「じゃ、知らない。おしまい」
「人の話は、ちゃんと聞こうね!
 これ、生活指導だからね!」
「話がめんどくさく、なってきた。
 はい!なんでしょうか!」
「あのさぁ…
 環境委員のバッジの予備って、
 どこかに、あるの?」
「あーー。
 ある。あるある。
 売るほどある。いーっぱい」
「どこにぃ?
 職員室のそれっぽいところには、
 若干の予備しか、なかったぞ?」
「実はアレねぇ…
 各委員バッジ、生徒会室に、
 袋に入って、いーっぱいある。
 過去に無くなった委員のまで、
 いーっぱい、ある」
「そこかぁ!
 どうりで、知ってる先生が
 いないわけだよー」
「環境ねー。一個でいいの?」
「とりあえず」
「生徒会室の鍵…じゃなかった。
 第一倉庫のだ。用事あったんだった。
 うーーーーん…(じー)
 開くから、これでいいや」
「(はぁ)鍵の仕組み、
 完全にわかってるのね…」
「職員室戻るでしょ?届ける」
「お願いねー」

これが、一時、
『氷室に聞けば、わかる』と
教員の間で「ねじ曲がって」
伝わってしまいー…
「だから!
 あたし卒業したら、どうすんだ!
 校務分掌が委員会運営の先生、誰!」
「あ、一応、俺」
「教えますので!
 生徒会室へ、どうぞ!!」
どっちが教員だよ、まったく。

えー。
児童会三役や、生徒会三役のー。
名前なんだ。委員じゃないし。
わからん…『三役のアレ!』
予備とか、聞いたことがないですが。
「なくすバカも、いませんので」
あたしが知る限り、
代々で使っていた、はずです。
軽く七宝に割れがあるとかはー。
「勘弁してください。
 学校で予算、つけてください」
委員バッジが角形であれば、
丸い花形にしたりして、
「ちょっと目立たせる」
のが、一般的。
「三役の間で差をつけるのか」
学校によります。というか、
…どうにでも、なります。
一般的に、既製品なので。

中学校では、3年の前期まで、
「えんえん何か、つけてたので」
3年の後期、
あたしの学生服の襟には、
思いっきり穴が、開いてました。
「どうしようもないね!これは」

高校?
確か、「なかった、はず」
だって、クラス章すら、ないんだもん。
学年色で色分けされた、校章だけ。
それも、普段はなくてOK。
「昔の都立高は、テキトーだったんです!」

今、制服が変わったりして、
委員バッジ自体、どうなんだろうね。
廃止するのは簡単だし、
運用したければー。徽章屋さんに連絡すれば、
既製品持って来てくれるはず。
ほんとに、案外何とかなります。
「物語の中の校章を、気合いで作った!!」
という、同人サークルがある位なので。

「なんで、委員バッジが
 生徒会室に、山ほどあったー?」
知らない。なんでだろ。
ヘタすると旧校舎とか関わる、
すっげー昔からの何かが、あるのかも。
(179号)