【放談住宅 2020/09/14】
PULZEという、
アイコスに似てるんだけど、
非常にマイナーなタバコを
吸っております。
「IDスティックの
 メンソールちょーだい」
「そこに、あるだけ。
 ミントならあるよ」
「ないのかー。しょうがない。
 ミントちょーだい」

ま、アイコスは持ってるから、
スティックが手に入らなくなったら、
PULZEはお蔵入りだな。
ミント…ミントねぇ。
「ミントな僕ら」?
懐かしいな、おい。
つい口をついて、出てきたけど。

ママレード・ボーイの作者、
吉住渉の少女漫画作品です。
時期的にも、ママレのちょい後。
…1997年だそうです。
そんな、前なのか!!!

ざくっとした、導入部としては。
まりあ(姉)と、のえる(弟)という
双子の中学生がいました。
のえるが、父親とハワイへ
行っている間に、
まりあが、全寮制の学校へ、
勝手に転校しちゃいました。
のえるは、すっげーシスコンなので、
「まりあを、取り返す!」と、
自分も転校しようとしますが。
『転校できる枠は、女子しかない』
まりあを取り返すためだったら、
女装だろうが、なんだろうが!と、
女子として、まりあを追いかけて
転校しちゃいます。

…のえるは、いわゆるその、
「女の子になりたい」という気持ちは、
一切持ってないんだな、これが。
女装している理由は、
とにかく、転校できて、
まりあを取り返して、
元通りになりたい!という一心。
なので、転校初日に、自分のことを、
「俺」と言ってしまいますがー。
さすが双子。顔がまりあ、そっくりなので、
「双子だけど、性格違うんだねー」と、
あっさり受け入れられました。
のえる、「何か、作らなくても、よさそう」と、
「俺っ娘」として、生活始めます。

まー少女漫画なんで、
その後ばたばた、するんです。
そういうお話なんです。
ただ、りぼん連載なので、
ぜんぶ、追いかけて読むことは
できなかったんだよねー。
…「うまくいくこと」は、知ってるけど。

のえる、ナシじゃない。
なんて言うんだろ。
「うまい具合に、
 女の子と男の子の姿を、
 つかいわける」的な。
なにしろ、
女の子の姿になる理由が、最初は、
「まりあを、取り返したい!」の
一心なので。
女装とか、トランスとか扱った作品で
良くある「どろどろ感」は、
ほとんど、ないです。
…恋愛では、さすが吉住渉。
どろどろ、しますが。
そして、「声変わり」来たりして、
『うまい具合に、
 リアリティも、あるなぁ』と、
当時、思いました。

まー、もし読む機会があれば、
「そういう世界も、あるんだね」と、
ひろーい心でお読みいただければ、と。
だって、のえる、
見た目は女の子だけど、
「女の子じゃ、ないんだもん」

さーて。
買って来たミントのスティック、
PULZEで吸ってみるか。
「すー、はー」
…取ってつけたような、ミント感ー。
恐らくPULZEは、
近いうちに、お蔵入りだなー…
(195号)