読者さんが、ついてこなくても!!
『やるのが!あたしだ!!』

アメリカン・フィーリング2020。
コレ、ね。

『どう、このムービーを、
 「創り上げたか」』
想像では、あるものの、
あたしの音響と映像の知識を、
フルに回して、考えます。

まず、スタジオ入り。
足音と、軽いおしゃべりね。
(いわゆる、「ガヤ」)
…カメラにマイクつけといて、
そっちで音を取ったか、
「ヘタすると、別録り」
足音って、
そこまで映像と揃ってなくても、
不自然には、聞こえないから。
しかも。人数が多いし。

さて。歌いだします。
ここから、ですがー。
「スタジオの隅から、
 レコーディング音源を流して。
 マイク類は、
 ぜんぶ!レベル0!!」
ただし、サーカスは実際に、歌ってる。
これね、
「サーカスだから、できるのよ?」
ぴたっ!と、
レコーディング音源と同じように、
「歌う」のは、
ちゃんとした実力がないと、できないこと。
しかも!ライブ感をもって、歌いあげる!!
『映像の、ために!!』
だから、サーカスも「本気」なの。
…けど。
『若干、映像と音、合ってないよ?』
ただし、ミリ秒レベル、で。
dbでー…どのくらい、だろ。
「ほんの、わずか」
ちゃんとしたモニタで、
注意して聞かないと、わからない位。

『こう判断した、理由』
歌いだしの冒頭ね。
「マイク持って、ないでしょ」
天井吊りマイクか、
無指向性マイクを使ったとしてもー。
「その先」
SM58を、みんな、持ってる。
「マイクの特性が、合う訳が、ない」
モニタレベルで聞くと、
そこ、絶対に、同じ音にならないはず。
そして。
「SM58の、角度が、あきらかに、おかしい」
しょーがないのよ。
SM58の特性に合わせてマイク持つと、
「顔が、隠れるから」
「口が、映らないから」
その上。
「ボーカルを録るならー…
 スタジオでしょ?
 ダイナミックはぁ…困るなぁ」
しかも、手持ち。
握りノイズ、どうするんだ!!
(マイクを持ち換えたり、
 ちょっと持つ場所を変えただけでも。
 ノイズ、入っちゃいます)
だから、持っているSM58、マイクは…
「小道具です。この場合」
その上に。
…SM58って、実際には、
「褒められた特性」では、ないのよ。
『実績がものすごーく、あるから』
『音を作る側が、
 良く特性を、理解しているから』
これだけ、使われている…ということ。
この音ー…どう考えても、どう聞いても。
「コンデンサーマイクで、録音してるよ」

…。
『映像としては、アリだと、思うよ??』
ただし。
同時に「音が録れるか」と聞かれるとー。
「ムリじゃん?これだと」と、
あたしは自信をもって、答えると思います。
20代の頃、音のおともだちが、
アビテックス。ヤマハの簡易防音ね。
あれを検討に行った時ー…
「ちょっと反響、入るかもねー」
「あ。あー!はっ!はっはっ!
 うーん…なんか貼らんと、だねー」
「特性、狂うよ、ねー?」
「う゛ー、それならー。
 きちんとしたスタジオ、でー」
「朱実も、そう思う?」
「簡易防音だからー…
 狭いから、音場がー…
 本気のボーカル録りではー…。
 練習、トレーニングレベルであれば、
 充分に!!行けると、思うよ!!
 けどー…
 コンデンサーマイクの選び方によっては。
 それ。エアコン。
 入らないとも、限らない」
「うー…考え直すかー」
「入れちゃうとさぁ。
 今度は出すのが、大変じゃん」
「そうだよ、なー…」
こういう「やりとり」を、してるからです。

『否定している、訳では、ないです』
ただ。このムービーを、
『創り上げるには』
こうやってる…はずだよねぇ…という話を
している、ということ、です。