【放談住宅 2021/02/15】
えー、親に確認が取れました。
おもちゃとか、文具の『福袋』ね。
あたしは堂々と、女の子用を選び、
親は気にせず、買ってくれたらしいです。
「かわいいの、めっけー」
位にしか思ってなかった、と。

あと、あたし、
「ストラップシューズ
 履いた記憶が、あるからね」
ストラップシューズ、どう考えても
女の子の靴です。
あれさぁ。金具止めないと、
かちゃかちゃ言うけど、
「足の甲が留まってないから、歩けない」
あの金具の、「ぱちん」という
感触は覚えてる。
いや。これね。
エレクトーンの発表会であるとか、
親戚の結婚式だとかで、
小学生でも「フォーマル」な
格好が必要な時、あったのね。
しかし、昭和の終わりだと、
「男の子用のフォーマルシューズ」
…要は革靴だけど。
三越・高島屋へ行けば、間違いなくある。
しかし…
イトーヨーカドーとかだと、
結構な割合で、ない。
「見た目そこまで、変わらないから、
 女の子用で、いいんじゃない?」
コレ履いてみてー 履けたー!
「…じゃ、コレでいいか」

中学校上がるくらいまで、
「知らんかったよ」
ストラップシューズが、
女の子の靴、だとは。

そう。白いラビットの毛皮着て、
ストラップシューズ履いていれば、
「そりゃー、
 女の子に、間違えられる」
ちっちゃいから、
そういうもんだと、思ってたからねー。

うん。中学・高校あたりから、だよね。
『真実を、知り始めたの』
「え!それ、女の子向けなの?」
「ふつう、そうでしょ。
 男の子が…聞いたことないよね」
「知らんかったぁーっ!」
「え?使ってたの?」
「なんの疑問も、なく」
『ま、希だから、ね!』
コレですべて納得されたという…ね。

隠す、隠さない以前に。
『もう、体験してました』
いまさら!おそい!

…だから、『隠す』とか、そういうこと、
「思いつかなかったんですよ」
手元にあって、疑ってなかったから。
他の男の子は、こういうの…
『好みじゃ、ないんだよね!』
そうとしか、考えずに、
おもちゃの宝石箱とかで、
「わーい」と、遊んでた、と。

『それで、いい』んだけど…
『それで、良かったのだろうか…』
しかし。
『今さら!おそーい!』

本気で、何も言われたことが、ないからね…
うん。ない。ないったら、ない。

『ここまで、
 葛藤がなくて、いいのかぁーっ!』
…あたしが、知りたい。
(317号)