【放談住宅 2021/04/08】
最近。
教科書に取り上げられたり、
「学校では性的少数者に配慮を」と、
表に出ることが多い、LGBT界隈。

いや、これ、
当事者が「出せ!出せ!」って
言ってる訳じゃなくて、さー。
ある意味「勝手に」
物事が進んでる訳でしょー?
…個人的には、なんか、
「寝た子は、起こさないで欲しい」
などと、思ってみたり。

だってぇー。
あたし、MtXの自覚なかったけど、
「なにごとも、なかったもん」
手芸部唯一の、男子部員!
共学校の、男子フルート!
…すごく「めずらしい」けど、
『まぁ…アイツなら…』で
すべては済んでました。

だいたい、さー。
中学校の時、だけど。
学生服着た、男の子が、
自分の結婚式には、
『絶対ウェディングドレス、
 着てやるっ!!』とか
言ってるんだけど、
男子も、女子も、
「さも、ありなん」って
感じだったよー?実際は。
…時は平成が始まった頃。

まぁ………
「言えない」んだろうね、ふつうは。
奇異の目とか、いじめとかが、
こんがらがっちゃって。
そう言えば、小学校の時の
保健室の先生は、
妙に気にかけて、くれてたんだよなー。
…ごめんなさい、あとで、気づきました。
あと、「女子の輪」の中なので、
女子に猛反撃食らって、
「ぷしゅぅー」と、なっている時に、
担任の先生に「女難の相」と
言われてみたり。

『あまのじゃく』なので、
いちいち、名前つけなくても、
いいじゃんかー…
個性で、いいじゃんかー…とか
思って、みたり。

あ。でも、具体的な配慮の例として、
・短い髪は嫌
 →長髪を認めるが、髪は束ねさせる
だって。
「女子の校則、ばっちり守るから!!」
「んー…じゃあ、いいよ」
「何か許可書的なもの、書いてよ」
「お前なら、いらないだろう…
 立場的に…」
「あ、そーいう認識で、いいんだ」
「目立ちすぎるなよ!!」
「自信は、ないねー」
「ま…トラブルに、ならないように」
「はーい。わきまえまーす」
で、学生服着ているんだけど、
髪型だけ、ばっちり女子の、
『生徒会書記』
…なんか、学校名物で
終わっちゃいそうな、気がするんだけど、
気のせい???
「お前!パーマ禁止!!」
「ドライヤーで、
 ブローかけた、だけだってー。
 整髪料も、使ってない!!
 好きなだけ、触っていいよー」
「んー…ほら、立場上…」
「ドライヤー禁止は、
 校則に、ないけどなー…
 じゃ、戻すから、ドライヤー貸して。
 水道でぬらして、ドライヤーで戻す」
「あ…ドライヤー、ない。
 いったん帰って、戻して来い」
「めんどくさ…じゃ、
 体調不良で早退…できねぇや。
 今日、全校協議会だった。
 わすれてた。
 めんどくさーっ!!
 …一時間抜ける。抜ける紙、ちょうだい」
「なくて、いいよ。言っとくから」
「雑な対応…」
「なんか、言ったか?」
「気のせいです!いったん、帰ります!!」
…やりとりを見ながら、
くすくす笑ってる、女子集団。
「ダメ、だったじゃん」
「ダメだったねぇーっ!
 生徒手帳のどこにも、
 書いてないのに、ねぇーっ!
 気をつけた方が、いいよー」
「目立つから、じゃん?」
「あ、それ、否定できない。
 ま…しゃーないか。
 いったん、帰るね-」
…『ほのぼの』という、感じだね。

まぁ、前にも、書いたけど。
『生徒会役員が、そうだ』
というパターン自体が、
めずらしい、らしいので。
まぁ…しょうがない、か。
「知ってる人は、
 みーんな、
 知ってたけど、ね」

あ。でも。
「一人称を、俺にする、訓練」
やらなくて、いいのか。
むしろ、「あたし」で、いいのか。
…今のあたしと、
 なーんも、変わって、ないー…

そして。
授業でLGBTが、取り上げられた、あと。
「ねぇ…そうなの?」
「そうなる、らしいねー!
 自分でも、考えてなかった」
「そんな、もんなんだ」
「そんなもん、みたいだねー。
 特に変わった気も、してないし。
 へーっ!って、感じ」
「行くとこまで、行っちゃえば?」
「言ったなぁーっ!
 やるよ、あたし!!」
「誰も、驚かないけどね」
「まーね!」
そして、祖母におねだりして、
女子制服で、通学開始…
これも『学校名物』で、
終わっちゃうねーっ!
「ねぇ…疑問、なんだけど」
「なーにー」
「…下着、なに?」
「それはさすがに、ひみつ!!
 はずかしい!!
 上、セーラーズニット!
 下、スパッツ!
 …これで、いい?」
「胸は?」
「ないもん!ぺったんこ、だもん!!
 だから、つけてない」
「何か、盛ってみれば?」
「んー…いくつ、だろう。
 アンダー測るから、
 あんま、見ないで!!」
セーラー服の上着の下に、
手を突っ込んで、もぞもぞ…
「ぺったんこ、だから、
 トップもアンダーも、
 ありゃしない、なー…
 よ!!測れた!!
 ねぇ、これ、サイズあるー?」
「んー?あるよー?」
「…じゃ、若干、
 考えなくも、なく」
「大人になるんだね!おめでとう!!」
「う゛ー…微妙な、気分」

確かに、可能性は、広がるのか。
じゃ、いいこと、なのか。

『自由にはばたけ!今の子たち!!』

そして。「書ければ」
ありがたーく、
あたしの小説のネタに、
させて、頂きます。
「いやらしいね!ものかきって!!」

「…この記事自体が、そうじゃん」
「…うるさい。」
(364号)