【放談住宅 2021/06/06】
「立派な鏡が、来ましたーっ!」
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「…はこ?」
「あーのですねー。
 鏡なんで、写真を撮ると、
 余計なものが、写っちゃうんです!
 …在宅勤務用の資料とか。
 申し訳ないですが、雰囲気で」
「まぁ、ようわからんが、
 良さげなん、ちゃうん?
 …なんぼやった?」
「ニトリで、1,467円!」
「安い…んか?」
「たぶん。おそらく。きっと。
 Amazonで鏡を探したら、
 余りの多さに、げっぷが出ました。
 これなら、
 『動かせる、しまえる』なので、
 使い勝手いいと、思ってます」

「でねー。
 コスメを収納するものは、
 かわいいのとか、色々と
 あるんですがっ!」
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「百均で、カゴと小物入れを買って、
 カゴの中に、小物入れを入れて
 仕切りを作ると、
 案外、使いやすくなります。
 コップ入れちゃうと、
 ブラシも、立てられるよ!!
 …入れてるのは、最近買ったのが
 メインだから、
 スカスカだけど、ね」
「こんな…もんなん?」
「正直、この部屋は、
 そっこらじゅうに
 化粧品が置いてあるから、
 自分でも、わかんないっ!
 …スキンケア系と、
 眉系が足りてません。
 『眉毛いじるセット』は、
 別に用意してるんだよね。
 出して来ないと。
 ま。追々」
「…オカーチャンは?」
「いつ、おでかけするのー?とか
 ほざいております。
 首から上だけじゃ、
 どうしようも、ならないっ!
 …色々隠せる、冬から、かなー…
 夏は夏で、色々と」
「色々と?」
「ムダ毛のたぐい、
 なんとか、しないとっ!
 まぁ、やる気になれば、
 口ひげがあった頃に買った、
 トリマーがあるので、
 替刃を買ってくれば、
 お風呂場で、剃れるけどね。
 ただ、『剃る』は、生えて来ちゃうと、
 ちくちく、めんどくさいの!
 どうしようかなー、と
 考え中。
 あと、冬まで待つと、
 腹が小さくならないかなー、という
 希望的観測も、あります」
「なるんかぁ?その腹」
「いざとなれば、
 奥様系に走るもんっ!
 ビア樽みたいな、
 おばさん、いるでしょっ!!
 …現実問題として、
 腹だけ出るのは、男性特有という
 気がしなくも、ないので。
 少しずつ、食事減らしてます。
 長期的展望を、鑑み!
 前向きに検討したいと、
 関係各所と、調整を始める
 準備を進めております」
「ソレ、実質、
 『なにも、しません』
 答弁やんか?」
「…あら、気がついた?」

「まぁ…あたしの場合は、
 ハードルが低い、と言うか、
 ほぼ、ないよねぇっ!
 祖母が生きていたとしても、
 喜んで、面白がる方向にしか
 ならないし。
 父親?『知らない。』
 …なんか、お手軽すぎて、
 申し訳ないです」
「早いこと、変わっとっても、
 良かったんちゃう?」
「あたしの場合はー…
 『年取って、
  恥も外聞も、なくなる』という
 一手間が必要…な、気がします。
 あっ!一部の向きっ!
 『アレに、出る』というのは、
 さすがに、度胸が足りませんので、
 ご高配を賜りますよう、
 お願い申し上げます」
「今夜は、なんか、
 奥歯にモノが、挟まっとるなー」
「…まだ歯を、磨いてないから、ね」
「…ん?…そっち??」
(397号)


「…そろそろ、何かの準備を
 せんと、いかんな」
「どーしよー…
 ガン無視、しようかなー…」
「と言いつつ、
 毎回なんか、しとるやんか?」
「う゛ー、どうしよ」