星のかけらの宝箱

どなたかこ存じではないでしょうか、このブログの方向性を…

カテゴリ: 江戸っ子の、はなし

あたしが小学生の頃からは。
『跡形もなく、すっかり変わった』
錦糸町の北口、は。

むかーし、むかしは。
…北口の前に、スーパーがあった。
そして、ちょいと左を向くと。
「住宅展示場が、あった」
いつ頃まで、だっけね。

『なんか、長いこと、
 工事してると思ったら』
今のアルカタワーズに、なりました。
・そごう錦糸町店が、できた!!
・そごうがつぶれて、抜け殻になった…
・がんばって、
 「アルカキット錦糸町に、したぞ!!」
あの建物は、そういう変遷があります。

北口バスターミナルさぁ。
あれ、明らかに、設計ミスだよねぇ。
「アルカイーストをずらして!!
 昔のバスターミナルみたいに、
 四ツ目通りから!直接!!
 バスターミナルへ入れるように、
 しときゃー良かったんだよ!!」
あの、「ちょいと曲がる」で、
結構タイムロスしている気が。
墨田区内循環バス…?
「ちっちゃな停留所、作りゃーいい」

習い事があって、さぁ。
どこだー?錦糸小学校あたりー?
そこへ行くのに。
・バスターミナルでバス、降りる
・スーパーの前を抜ける
・住宅展示場を抜ける
・謎の階段を、降りる
で、街に出る。
そうやって行っていた、記憶。

錦糸町駅は、南口も、
「びみょーーーーーに」
バスターミナルを、いじっているので。
(今のタクシー乗り場あたりまで、
 バス乗り場があった)
けっこう、変わってます。じつは。

「一番、うれしい!!」のは、
実は。
「ヨドバシカメラが、できた!!」
だけど、ね…
いやー。足らないと思ったら…
「総武線に乗って、
 秋葉原のヨドバシ、行けばいいもん!!」

地味に。地味に。
「LIVINがなくなった」が、困ってます。
ふとん!!買いたいんだけど!!!
LIVINって「カッコつけた、西友」だから、
お安くて、ベンリだったんだけど!!
『曳舟のイトーヨーカドーで、買えば?』
…はい。そうなんですが。はい。

※えれぇ書き直したので、
 読み直してほしいです。申し訳ない※

難しいんだよ。江戸の範囲は。
朱引線で取るか、墨引線で取るか。
一般的には、朱引線で取る…のかな?
ただ、「東京15区」を墨引線で取ったから、
混乱しているー、気がします。

ざくっと行くと、だ。
「江戸」の『墨引線』をそのまーんま
「東京」にしたのが、
『東京15区』
しかし。がしがし、どんどん、
人口が増えまくるので、
近隣の5郡82町村を20区にして、
編入したのが、
『東京35区』
で、戦後の区の再編で、
『東京22区』
ひとつ、足らないと思うでしょ。
「板橋区から練馬区が分離して」
やーっと、現在の
『東京23区』

なんとなーーーーく。
「東京35区の名残」って
あったりするので。
…吾妻橋にまとまる前の、
『墨田区役所』
墨田区は、本所区と向島区が
ひとつになった区ですがー。
「区役所が、まとまんなかった」
あそこ、どこだ。横網だ。の
「第一庁舎」
で、東向島に、
「第二庁舎」
これ、間違えると、
とんでもないことに、なってねぇ。
『マイクロバスで、小旅行』
それでは困ると、
墨田区が目の色変えて、
土地をずっと、探していてー。
で、アサヒビール吾妻橋工場が、
売却になるという話に、
「飛びついた」
…若干、先走った感も、なくも、なく。
で。「現在の墨田区役所」

だから、墨田区を地図で見ると。
「見事な端っこ」に、区役所があるしー。
そして区役所の、展望エレベータ。
「隣の台東区を眺めることは、なかろうて!」
…ツッコミどころ、いっぱい。墨田区役所。
そんな墨田区が大好きです。

まー。牛島様の大祭を出したけど、さー。
「祭りと神輿にトラウマがあるので」
神輿に近寄らないです!あたしは。
小学生の頃、さー。
町内の友だちと、子ども神輿担いだら、さー。
「幼稚園あたりの子どもが、ぶら下がる」
重くて!重くて!!肩が、はいんないの!!
肩、入れたいんだけど!!
子どもがぶら下がってっから、
うまいこと、入んないんだ、よー…
あの時は、「背中で神輿を運んだ」
肩が入らないから、しょうがない。
それ以来、神輿は担ぎません。
まぁ…牛嶋神社のお祭りの時に、
回覧板が回ってくるので。
「町会半纏貸してちょ」と、
名前を書いておけば。
町会半纏貸してくれるので、
神輿を担ぐこと自体は、可能です。
…借りないけどね。町会半纏。

「わっしょい!わっしょい!」に、
子どもの頃、違和感があってねー。
ここらへんは、
「ソイヤ!ソイヤ!」だから。
「聞いたことないよね、わっしょい、って」
小学校の頃、雑談した気が。

「えれぇ大変だ」
確かにさぁ。千住大橋がはいんないと。
『行く春や鳥啼き魚の目は涙』
芭蕉のコレ、どうするよ。
朱引線だって江戸の頃だから、
「厳密に」引けた訳じゃない。

これ以上、わからん!!
と、ブン投げまして、いったん、おわり。

【放談住宅 2011/01/15】
…根っこ生えちった。
…障害者手帳、取りにいかないと。
まー。午後になってから出ても、
間に合うだろうよ。うん。

ゆうべの記事群さぁ。
これもー、見事だよ。
おまけだよ?
とくにあの、「粋」のはなし、は。

でね?
なんで、旧・江戸。旧・東京十五区で、
生まれ育たないと、
「江戸」が、わからないか。
「江戸っ子」に、ならないか。
『実際に、そういう話が、
 地元の話として、残っているから』
このへんで行くとー…
忠臣蔵の討ち入り。
吉良邸のところ、ね。
『本所松坂町公園』
ただー、忠臣蔵の話自体は、ね。
『仮名手本忠臣蔵』
上方の人形浄瑠璃や、
江戸の歌舞伎の演目なの。
なので、実際とは、
かなり。脚色が入ってる。
ただ、ほら。
「舞台の場所」まで動かすと、
リアリティが欠けちゃうから。
舞台は、ほんものを「借りる」
筋書は、若干?かなり?「足す」
こういうもの。

あとはー。
本所七不思議?
これねぇ、江戸っ子の「伝承」だから、
うっかりすると、
「八種類くらい出てくることも、ある」
七じゃねぇじゃねぇか!って、
こまけぇことは、いいんだよ!!
ひとつ、出すならば。
「おいてけ堀」
このへん、水路が多いのね。
そもそも本所って、
江戸の「後付け」だから。
江戸が狭くなったの!!
じゃ!大川の向こう、整えちまおう!!
…そこが本所と深川。大川は隅田川。
だから、本所と深川は、
道が碁盤の目に、なってるの。
江戸の頃、「人の手で」作った町、だからね。
それた!!
水路。水路。
今でいう、錦糸町あたり。
水路で釣りをしていたら。
まー、良く釣れた。
で、日が暮れちまうから、帰ろうと、
支度して帰ろうとすると。
水路。堀の中から、
『おいてけ~ おいてけ~』
って、声が聞こえる。
恐ろしいから、一心不乱に、
帰ったのね。
で、恐る恐る、魚籠を見ると…
あれだけ釣れた魚が、
一匹も入ってない。
それが。「おいてけ堀」

仮名手本忠臣蔵にしろ、
本所七不思議にしろ。
舞台を見たければ…
自転車に乗れば、着くから。ね?
身近でしょ?江戸の話が。
話も、ある。舞台も、ある。
見たきゃー、行けばいい。
散歩でも、すりゃーいい。
そういうところ。
旧・江戸。旧・東京十五区は。

江戸落語も、身近。
「芝浜」
浜辺で、大金が入った、
財布をひろうんだけど。
そこが、「芝」
港区芝4丁目の、
第一京浜の南側、と、されている。
あの辺、浜辺だった。江戸の頃は。
「芝」の「浜」だから、「芝浜」
あれ、落語でやると、長いんだー。
90分くらい、かかる。長い話。

…だから、江戸と東京は、
埋め立てが多いんだって。
江戸っ子なら、すぐわかる。
…社会科でやんなかったっけ。
忘れた。
でも。小学三年生の社会科。
「わたしたちの、まち」を
勉強するから、ね。
そらー!あたしら墨田区民は、
本所と向島が書かれた、
副教材でやったの。
あたしら表紙が、
緑色じゃなかったっけ。そんな記憶。
だからまぁ…旧・江戸で、
小学校に入って出りゃー、
江戸の話の、ひとつや、ふたつ。
身につく子は、
自然と、身につくもの。
…江戸っ子の「根っこ」の、
できあがりだよ。

…長くなっちゃったよ。
江戸っ子の、
『裏に気づかせる』話を
しようと思ったのに。
ま。タイトルちょいと変えて。
この話は、おしまい。
(289号)

「あたしがこう、
 浅草あたりを歩いていて、ね?
 お!粋な人!
 粋だねぇ、あの歩き方。
 どこかの旦那かねぇ、って、
 思ってたら、ね?」
「…朱実、朱実」
「なんだよ」
「そりゃー…演芸の町のそばで
 育ったからー。
 しょうがないとは、思うけど。
 話し方が、演芸っぽい。
 ていうか、演芸」
「演芸ってことはー、ないでしょ。
 ね!人様に話を聞いてもらうんだから、
 こう、立て板に水のように、
 さーっ!と、話してだよ。
 最後に粋なオチでもつけて、
 あー!見事な話だ。ぱちぱちって、
 言われるくらいじゃないと!」
「…だから、それが、演芸だって」

今ならあたし、こう答える。
『そりゃー!江戸っ子だから、
 話をするなら、こうなるだろう!!』
…と。ね。

歌舞伎がねぇ。今みたいに、
「男だけですべて演じる」
コレも実は、江戸の頃にできたもの。
「若干、記憶が怪しいですが」
あたしが「記憶で」書いてみます。
記憶ですからー。
多少の間違いは、ご勘弁を。

最初は女の人も入った、
立派なお芝居だったの、ね?
ところが。
「贅沢、だめ!!」と、
幕府に禁止されます。

『じゃ!子どもなら、構わねぇだろ』
しかしこれも、幕府に禁止されます。
女もダメ。子どもも。ダメ。
『じゃ!いっそのこと!!
 ぜんぶ男でもって、
 やってやろうじゃねぇか!!
 これには文句は、言えねぇだろ!!』
こうして、今につながる、
『歌舞伎』が、出来上がったのです。

江戸っ子は「凝り性」ですから、ね?
「女を演じる」の、ならば。
見事「女に成り切らなければ」
納得することはー。できません。
そこで、今でいう「女形」
玉三郎さんが、有名どころですね。
こうして、出来上がっていったのです。

ダメだねー。
どうしても「語り」が、
江戸っ子っぽくなる。
だからー。
『そういう生き物。江戸っ子、は』

えー。
『無粋』では、ございますが。
軽く「粋」の解説などを。

「羽織の裏」って、ありますね。
羽織とは、長着の上に着る、
今でいう「上着」です。
羽織には、「羽裏」という、
裏地があります。
ここに、『見事な手間をかける』
のが、江戸っ子でございます。
羽裏は、羽織を脱ぎ着する時にしか、
見えるもんじゃー、ござんせん。
その、一瞬の見え方に『凝る』のが、
江戸っ子でございます。
『お!粋なの着てるじゃねーか!』
そう「言われる」のが、
江戸っ子の楽しみでございます。

あっしも、一回、
やろうとしたんですよ。
高島屋でもってね?
見事な!粋な羽裏。
日本橋を描いた、見事な羽裏。
「これを、紬に合わせたら、粋だなぁ…」
紬と言うのは、普段着です。
決して、お召や小紋などの、
今でいうフォーマルな着物では
ござんせん。
『普段着の裏に、あえて凝る』のが
江戸っ子と言う「生き物」で、ございます。

なぜ、こういう文化が、生まれたか。
江戸と言うのは、
「お武家さん」の町です。
…表向きは、そうなんです。
お武家さんったら、町人には、
刃向かうことが、できません。
切捨御免でもって、
ばさーっ!と、お武家さんにやられても、
何も。言えません。
しかし。
…江戸のお武家さん、貧乏だったんです。
こそっと町人や商人に、
金を借りるなどは、日常のこと。
お武家さん、本来は、日常のもの。
お醤油であるとか、お塩であるとか。
そういうものは、「困らない」というのが、
表向きの姿でございます。
しかし。…貧乏ですから、
夜中にほっかむりして、
お醤油を「買いに」行くのです。
醤油屋も「わかって」ますから、ね?
夜中にすこーしだけ、木戸を開けておいて、
お武家さんをこそっと、迎える。
『武士は食わねど高楊枝』
これ、江戸では当たり前だったんです。

しかし、町人は、
お武家さんを「立てなければ」いけない
立場ですから。ね?
上方みたいに、目立った贅沢は、
決して、できません。
上方はいいのです。商人の町ですから。
しかし江戸は、武家の町。
町人が、表立った贅沢は、できません。
実際に、お触れでもって、
『羽二重禁止』が、出てます。
羽二重たぁ、絹の織物では、
そうとうに上質なものです。
これを、商人はこそっと、
下着、襦袢にしていたのです。
しかしこれでは、お武家さんが立ちません。
ですので、お触れでもって、
『羽二重禁止』となった訳です。

「江戸の物」には、
小さいもの。小さくて凝ったもの。
こういうものが多いというのは、
ご存じの方はご存じの話。
これも、結局は、
お武家さんを立てるため、なんです。
町人が、お武家さんより、
「立派なもの」を持っていたら、
お武家さん、困っちゃいますよね?
そこで、です。
町人や商人が持てるものは、
お触れでもって、どんどん
「小さく」させられました。
しかしそこはー。江戸っ子。
『小さきゃいいんだろ?小さきゃ』
そうして、小さくても、
非常に細工が凝ったもの。
こういうものが、江戸の文化として、
出来上がっていった訳でございます。

始めの「羽織の裏」に、戻りますと。
町人や商人には、
「羽織の表」で、遊ぶことは、できません。
お触れどおりに、地味なものでもって、
誂えなければ、なりません。
しかしです。そこはー。江戸っ子ですから、
『裏ならいいんだろ?裏なら。
 見えりゃーしねぇんだから』
こうして「裏に凝る」文化が
出来上がっていった訳でございます。

この。
「表向きは、お武家さん」
「実際には、町人・商人」
これは江戸の者では、当たり前のこと。
しかし、真実を言う訳には、行きません。
…ばさーっとやられますからね、
お武家さんに。
天下泰平、江戸の頃は、長かったですから。
時が下るにつれて、裏に凝る文化は、
『粋』という概念でもって、
出来上がっていった訳でございます。
表には出さない。裏に凝る。
学があっても、馬鹿なフリをする。
…江戸っ子と言うものは、
そういう「生き物」なんです。

えー。しかしー…
こうして『粋を論ずる』ことは、
非常に野暮なこと。みっともないこと。
…ということに、なってます。
あっしも実際、こうして話してますと、
心の片隅に、
「野暮な話だなぁ…」などと、
つい。思ってしまいます。
なので、『粋』は、江戸っ子じゃない者には、
非常に、わかりづらい。
この『わかりづらい、もの』が、
わかるか、どうか。
これでもって、
「江戸っ子か、どうか」を、
瞬時に「わかって、しまう」
それも、江戸っ子でございます。

あっしが今、
一番、江戸っ子らしい、粋な人。
一人、教えて欲しいと言われましたら。
浅草の寿町の、柘製作所。
たばこのパイプでもって、
世界中に有名な工場でございます。
ここの旦那。柘恭三郎さん。
この人は、江戸っ子です。
生粋の、江戸っ子です。
江戸っ子ですがー、
江戸っ子以外にも、非常に、優しい。
人が「できた」方でございます。
ご興味がございましたら、
インターネットなどでお調べいただくか、
運が良いと。浅草の街で出会えます。
この方が、あまりに粋なもんですから。
あっしは浅草でパイプをくわえるなんざ、
おそろしくて、できません。

えー。野暮なことを、いたしましたが。
野暮な江戸っ子が、賢く振舞ったと、
笑って頂きまして。
あっしの話は、このへんで。


…よけいな、こと。
コレ、「書ける」人って、
実は、相当に、「少ない」よ?
「江戸っ子」で、かつ、
「話が上手くない」と、
できないこと、だからね。
…などと、野暮なことは、
小さな字で、書いておきます。

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